歯の中の神経がある歯、神経が生きている歯の根管治療を行う際は
麻酔をして行う為、基本的には治療のお痛みはありません。

しかし、神経が急性炎症をおこしている場合、強い炎症反応がある場合などは
通常の麻酔方法では痛みが抑えられない場合があります。

通常神経の治療をする場合、【浸潤麻酔法】(歯のまわりから麻酔を浸透させていく方法)により麻酔をしていきます。
ただこの方法で麻酔がきかない場合、歯とそれを支える骨とを繋いでいる歯根膜と呼ばれる部分に麻酔をする【歯根膜麻酔法】を行います。

またそれでも麻酔が効かない場合があります。
その場合、神経に直接麻酔をする【歯髄腔麻酔法】を行います。
しかしこの歯髄腔麻酔法は瞬間的(3〜5秒程度)に強い痛みを伴う為、
神経の炎症が強くどうしても麻酔が効かない場合の最終手段として行われます。

根管治療を行う前の痛みについて

虫歯が進行すると、歯の表層にあるエナメル質から、歯の内部にある象牙質に進行していきます(C2)。
その際のお痛みの種類として、
・冷たいものがしみる
・熱いものがしみる
・甘いものがしみる
・ものを噛むと違和感がある、痛い

等の症状があります。
また虫歯が象牙質から、
より深部まで進むと歯も内部にある神経まで到達します(C3)。
その際のお痛みとしてC2の時にあった症状に加えて、
・ズキズキ痛い
・歯ぐきが腫れる
等の症状が出てきてしまいます。
この症状になってしまうと歯の神経はとらないといけません。
※虫歯が神経まで到達していても痛みが出ないこともよくあります。

根管治療後の痛みについて

神経の治療を行った2〜3日程度、術後のお痛みが多少でる事があります。
通常痛み止めを飲まなくても大丈夫なくらいのお痛みですが、
お痛みが強い場合痛み止めを併用することもあります。

膿による歯の根管が原因の痛み

虫歯が神経まで到達したのち
そのまま放置すると神経が死んできてしまいます(歯髄壊死)。
その後腐ってしまった神経から膿が出てきてしまい、
歯の根の先に膿が溜まっていきます(歯根嚢胞)。
この溜まった膿が顎の骨の中で大きくなり、普段お痛みがなくても
体の免疫力が落ちたり、急速に膿が排出されるタイミングで腫れたり、激痛になる場合があります。

また一度神経をとり、根管治療をした歯が感染をお越し再度膿を溜める事があります。
この場合、被せ物が被っていればそれを壊し、土台が立っていれば土台も外し、根幹内に入れられている材料も取り除き、膿までの通路を確保して再治療する事があります。

根管治療後痛いのはなぜ?いつまで続くの?

歯の神経をとったり、根管の再治療をした根管に対して元々神経があった場所に、ゴム状の薬剤(ガッタパーチャー)を入れていきます。

そのゴム状の薬剤を入れた刺激で数日お痛みや違和感がでる事がありますが、
数日で治ってきます。
術後痛みが長く続く際は医師にご相談ください。

当院の根管治療について

亀戸とよむら総合歯科では、
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)や、高倍率のルーペを使用し、
最新のCTを併用する精密根管治療をおこなっております。

また根管治療の専門担当医による大学病院と同じレベルの治療を
おこなっております。

もう歯を抜かないといけないかもしれない。
根管治療がずっと続いている。
お痛みが取れない。
歯を抜かないで残せないか。等のお悩みがありましたら、一度ご相談ください。

当院の痛みに対する対処法について

亀戸とよむら総合歯科では、麻酔をする前に表面麻酔をして、痛みが少ない麻酔を
おこなっていきます。
また痛みの度合いに応じて、適切な麻酔方法で治療中のお痛みを軽減させていきます。

まとめ

歯の根管の治療は、その歯を抜かないでの残すためにとても大切な治療になります。
また様々な原因でお痛みがでる事があります。

亀戸とよむら総合歯科では、
精密根管治療などできる限り歯を抜かないご提案をさせて頂きますので
一度ご相談ください。